ケルムト監視塔
機工帝国フリームスルスのカストロルム・アユストと、ミュルクヴィズのウィーザル大森林のちょうど中間地点に位置する塔。かつてミュルクヴィズが、大森林に侵攻してくる帝国軍を見張るために築いたこの塔は、機工大戦時に帝国軍の手により焼かれ、倒壊し、今ではその構造体は斜めに割かれたように崩れている。そこには一本の大きめの木が生えており、自然と人工物が一体化したその光景は、一部の人間を強く惹きつけてやまないという。
また、その名前から『ケルムト湖を監視する塔』のように思われることもしばしばあるが、ケルムトはミュルクヴィズにおける神の名前であり、この場合はケルムト湖とは関係がない。